最近肩こりが激しい。数週間前には朝動けなくなった。

今までは一度もそんなことはなかったのに。


ベンチャー企業の宿命かもしれないが、財務・経理だけでなく

人事・総務、ひいては広報・経営企画、たまには営業もやってたら

体にガタがきはじめたようだ。


「もう若くないのだから節制しろ!!」という体の悲鳴に

今度からは耳を傾けた方がいいのかもしれない。




今日の産経新聞の夕刊に一面を使ってフェアリーエンジェルの挑戦、安全性を追求「奇跡の野菜」という
記事が掲載されています。追ってリンクをはらせていただきます。
また、今週末24日(土)に地元FM局αステーションの主催するイベントで「てんしの光やさい」の試食販売会を行う予定です。場所は宝ヶ池ですのでお近くの方は是非お越しください。

**********(以下番組HPの記事抜粋)***********

α-STATION Special TalkShow in 宝ヶ池 山手街

現在家族の夢をデザインする街、『宝ヶ池 山手街』にて11月23日から25日の3日間に渡り、開催される「宝ヶ池 山手街 オータムフェア」。大阪ガス調理実演会や23日には京都初登場の"レクサスISF"展示会やレクサスLS600h・レクサスSCの試乗会、24日には京都北山発の奇跡の野菜とも言われる"てんしの光やさい販売会"、25日には"ワンちゃんふれあい&お散歩教室"など様々なイベントが繰り広げられます。そして、24日にはSATURDAY JOURNALのDJ、福岡千幸がお邪魔してスペシャルトークショーをお届けします。お楽しみに!



本ブログを御覧の皆様、大変ご無沙汰しております。ほぼ1年ぶりの更新になります。


私は市議退任後、アグリベンチャー(以下HP)の専務取締役に就任しております。

TVや新聞等メディアに取り上げていただくことも多いので、ご存知の方も多いかと存じます。


http://www.fairyangel.co.jp/index.html


日本の農業のかたちを変えるべく、微力ですが人生を賭して精進してまいります。


㈱フェアリーエンジェル

専務取締役 井上 聡



今までこのブログをお読み頂いた皆さんに対し、御礼並びにご挨拶を申し上げます。


2002年11月に初当選させて頂いてから4年間、微力ながら全力で行財政改革に取り組んでまいりました。
振り返ると、民間と役所の大きなギャップに心底驚き戸惑いながら、組織の縦割りの高い壁の前に立って、前例主義や予算消化主義を変えるべく地道に議論を重ね、何度かくじけそうになりながらも、ようやく待ちわびた小さな実を付けるところまで皆さんと共に歩んで来れたのではないかと思っております。


唯一つ舞鶴市民病院問題において市議としての任期4年間で意図せざるを得なかったとはいえ、今年度分も含めると30億円を超える赤字流出により、市民負担を大幅に増やしてしまったこと、地域医療サービスの低下を招いてしまったことは痛恨の極みであり、市政の舵取りを行う議会の一員として大きな責任を認識しております。


地方における一自治体で出来ることには財政・権限・人的資源等に大きな制約があり、強い負の流れに対して逆らうに及ばず立ち尽くしてしまい、殆ど打ち手を出せなかったことを無念に思うと同時に、無力感と脱力感を強く感じております。


この一年間自問自答を重ねましたが、政治家の出処進退は良心に基づき決するものであり、私自身は市民病院の混乱についてのけじめをつけさせて頂き、来月行われる市議選には出馬せず今期限りで市議を退任いたします。


お世話になった舞鶴市民の皆さん、ご指導いただいた先輩方、そしてこのブログに訪れていただいた皆さん、親身になったアドバイス、コメントを頂き本当にありがとうございました。また、市議としての私にご期待を頂いていた皆さん、今後は応えることができず誠に申し訳ございません。


4年間培った市議としての貴重な経験を活かして、将来どこかで舞鶴のため、京都のため、日本のためにお役に立てることがあれば光栄に存じます。


最後に、お世話になった皆さん本当にありがとうございました。



舞鶴市議会議員

    井上 聡






今週月曜日から舞鶴市民病院において4月から休止していた外来診療と入院の受入れが再開された。


以下は京都新聞の記事内容。


http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006101600173&genre=O1&area=K60  



実質空っぽのハコモノとなってしまった市民病院に3名の常勤医、11名の非常勤医に勤務頂き、一般内科・循環器内科・呼吸器内科・神経内科・外科・整形外科・脳神経外科・泌尿器科の8つもの診療科が再開できたことは、最悪の状況をようやく脱したという意味で正直心から安堵している。


再開する療養病棟での入院については以下の通り申込みを現在受け付けてる(病院が入院を受け付けるというのは少々違和感があるが…)。受入れについては、申込み多数の場合は必要度等を勘案するとのこと。


○問い合わせ先:市民病院 地域医療連携室 ℡ 0773-62-9005

○受付時間:平日 8:30~17:00 




絶望的な状況の中でなんとかここまで漕ぎつけて頂いた病院当局のご努力に素直に敬意を表したい。


安倍首相の「再チャレンジ政策」ではないが、一度実質破綻した病院にも再チャレンジの機会は当然与えられるべきだ。しかしながら、失った信頼の回復への道は険しく、かつての高名な市民病院に戻る道ははるかに遠い。更には、老朽化した病院の建て直しもすぐ目の前に立ちはだかっている。



でも、敢えていいたい。


「Bon Voyage !」



これからの想像を絶する荒波を乗り切って、舞鶴市民病院という名船で関係者が力を合わせて素晴らしい航海をしていただきたい。それが市民のため、いや、将来の市民のためになるのだから。





9月議会最終日に所属会派を代表して総括討論を行いました。大変長文になりますが、舞鶴市民病院に関する内容についてご紹介します。私自身の意見や考え方を率直に述べさせて頂きました。是非、皆さんのご意見等賜りたいと存じます。


【9月議会の総括討論(市民病院関連)】


 (前略)舞鶴市民病院について要望及び意見させて頂きます。市民病院については愛明会明石回生病院による運営委託及び4名の医師派遣がほぼ決まったとのことであり、ここ数年の迷走からようやく光明が見え始めた状況ですが、これで全てが一件落着した訳ではありません。将来的には医師確保は一層困難を増すだけでなく、人件費の高騰や医療制度改革に伴う薬価改定、診療報酬のマイナス改定、更には、療養型病床の削減など医療機関を取巻く外部環境は更に厳しくなっていくことが予想されますし、舞鶴市民病院自体についても築後相当期間が経過して既に老朽化しており、存続していくのであれば整備が早急に必要な状況です。それらの多額の予算を捻出する覚悟があっての運営継続なのか疑問を抱かざるを得ません。

先般の代表質問において会派所属議員が申し上げましたように、今後の病院運営については休眠している「舞鶴市医療懇話会」を活用して医師会や関係機関と充分協議頂きたいと存じます。依然として将来像が不透明な状況は続いており、その場で目指すべき将来の姿・かたちを充分検討して、出来る限り早期にご提示頂きたいと存じます。決めたゴールを目指して関係者全員が一丸となって取り組む強力な体制づくりも着手願います。将来ビジョンを考える際には、「市民の方を向いた市民のための医療」を目指すという視点を中心に置いて頂くことが重要であり、収支の改善はあくまで結果であって目的ではなく、最終目的はあくまでも技術の高い、良質な医療を確保して、市民に喜ばれる医療を行うことであります。そこで、具体的な処方箋として本市の医療サービスを死守していくという観点から3点新たに提言させていただきます。

1点目は、市民の声を真摯に聞けば、現状市内で手薄になっている小児科及び小児救急医療と産婦人科の充実は必須であることが分かります。それらの充実には大きなコストがかかることが予想されますが、まちの魅力づくり、少子化対策の両面において、大きな効果が期待できる魅力的な投資ではないでしょうか。具体的には現在市内で小児科、小児救急、産婦人科を行って頂いている病院に対して、補助金を手厚くすることが挙げられます。メリハリをつけた選択と集中という言葉をよく使われますが、まさにこれこそが実行すべき選択と集中ではないでしょうか。また、医師確保については、少し時間はかかりますが、公募によって舞鶴市に縁(えにし)のある高校生に奨学金を貸与して、医師免許取得後の一定期間、市内の医療機関に勤務すれば返済免除する等、医師を育てて定着してもらう制度の新設も効果的だと考えております。

2点目は、病院が多くひしめくいわば「病院銀座」の舞鶴市においては、病院間の厳しい競争に勝ち抜いていくために、各病院・診療所が機能分化を行ってそれぞれが得意分野を持って独自のブランドを築き上げることが病院経営にとって必須です。それぞれの機能・分野においてサービスを磨いていくことが市民サービスの向上に直結します。市民病院については回復・療養型病院としてスタートする目処がようやくついたばかりですが、目指している方向である回復期・リハビリテーション病棟の充実を図り、市内に不足している亜急性期をはじめとした中長期入院に対応できる病院として強みを発揮していくべきだと考えております。更には、介護療養病棟、介護老人保健施設、ホスピス等を併設することによって介護機能・ターミナルケアを充実して福祉・介護面を強化することにより、老年期に恵まれた医療・福祉・介護サービスが受けられることを売りにして「まちの魅力」を増していくという事業も検討に値すると考えております。またそのことが、診療報酬だけでなく介護報酬を得ることにもつながり、採算面の向上を可能にすると考えております。

3点目は、市民病院内の診療科の空きスペースを利用して「医療モール」を導入してみてはいかがでしょうか。急性期病院としての速やかな再建は現状では制約条件が多く難しいですが、次善の策として専門の違う複数の開業医がひとつの建物に入居する「医療モール」はここ数年、日本全体で急成長してきており、一考に価すると考えております。昨今の医師の開業ブームや医療サービスを受ける際の利便性向上、更には、ゼネラリストである総合医の診断後に他の診療科に時間をかけずに紹介してもらえる等多くの市民にとってのメリットが考えられます。市民に対する医療サービスの向上と賃料収納による病院運営コスト削減の両面が期待できることから、「医療モール」の導入による市民病院のハードとしての有効利用も検討して頂きたいと思います。

さて、将来の提言をすると同時に避けて通れないのは、ここ数年の舞鶴市民病院の混乱と医療サービスの低下、並びに、病院事業において30億円を超える莫大な損失を出したことについての市民に対する責任問題です。耳に痛いことを敢えて申し上げますが、行政・議会それぞれに重い責任があると考えております。更に、現在の医療環境を守るため、また、将来の本市の医療崩壊を招かないために市民にもお願いしておかなければならないことがございます。

まず、行政に対して申し上げたいのは、「金の卵を産むガチョウのお腹を裂いてしまう」という悲劇を起した責任はどこあるのだろうかということです。松村理司(ただし)元市民病院副院長の書かれた「大リーガー医に学ぶ 地域病院における一般内科研修の試み」を先日読みました。その中で大リーガー医の一人であるWILLIAM HALL医師が市民病院50周年記念誌に寄稿された言葉が印象的だったのでご紹介させて頂きます。
「(前略)研修医の能力は見事でした。それ以上に驚かされたのは、患者さんへの献身ぶりでした。文字通り1日24時間責任をもって働いていました。もっと多くの米国の医師達がこのような体験をもてたらよいと思えます。日本の医学教育の最良のものを米国のやり方に採用できる可能性があるからです。」
と書かれております。そこには世界最多のノーベル医学賞受賞者を輩出する医療大国の一流の医師をも唸らせる能力、意欲を持った指導医・研修医達、並びに素晴らしい研修プログラムが存在していたことのなによりの証明であります。本全体を通じて、国内外から一流の医師を招いて全国トップレベルの研修が行われており、指導医・研修医共に優れた研修内容だけでなく、先進的な試みを積極的に行う舞鶴市民病院で働けることに誇りを持っていたことがひしひしと伝わり、現状を省みるに大変寂しく悲しく思うと同時に議会の一員として大きな責任を感じました。

多くの病院がひしめく競争の激化から、市民病院の将来性を早い時点から懸念されていた松村元副院長が目指されていたのは、優れたプライマリーケアを行える総合医を中心とした地域医療の充実でした。行政が二年に渡り苦しんだ医師確保についても、総合医研修の充実によって若者は集められるという成功モデルを既に市民病院で実現されていました。にもかかわらず、一昨年の内科医大量退職以降、脳外科を中心とした専門医による急性期病院に拘り続け、医師確保が難しいと思いきや二つの市内他病院との合併を模索し、それが想定外の不首尾に終われば、最後に回復期・慢性期病院の民営化を目指すというように方向性・判断が迷走してしまったことが苦境を招いてしまった主因ではないでしょうか。

振り返ってみると、大変厳しい勤務環境である24時間救急を支えたのは誰だったか。それは松村先生の下に集う臨床医としての能力を少しでも高めようという高い志を持った若い研修医でした。年収はたった数百万円にもかかわらず、労働基準法で定められた基準をはるかに超える勤務時間を厭わず、献身的な貢献を舞鶴市民に対してしてくれた大恩人であります。松村元副院長だけでなく、若い無名の彼らに対して報いる言葉もなく辞職に追い込んでしまったのは誰だったか。その責任を深く受け止める必要があるのではないでしょうか。

次に、議会に対しては、私自身を含めて表層面しか捉えずに賛意、もしくは批判や問題惹起のみで具体的な提言を行わず、説明責任を一方的に行政に押し付けた感は否めないと思います。自らは主体的に動かずに行政に医師確保や病院の方向性の判断を任せっぱなしであった面もあるのではないでしょうか。言うまでも無く、議会は行政の追認機関ではなく、立法機関、政策提言機関です。確かに議員個人の力ではできることも限りがあるかもしれませんが、もっと積極的に提言を行っていく、逃げずにリスクを取って発言をする、更には、経験を活かして将来像を考える、人脈を活かして医師確保に奔走するという責任を持った勇気ある行動が必要であったのではないかと自責の念を込めて申し上げたいと思います。

また、市民にとっても「限られた医療資源の活用」という観点から、地域医療を守っていく事を考えなければならない時期に差しかかかっているのではないでしょうか。これから益々舞鶴市においては医師不足の状況が深刻化していくことが予想されます。その中で、比較的軽い症例にもかかわらず、すぐに見てくれるからという理由だけで救急外来で時間外に受診する患者や、慢性期・回復期にあり一般の診療所で充分対応できる症状にもかかわらず、大病院志向から数時間並んでまで大病院に通う市民は、現場の医師に大きな負担を与え、彼らに労働基準法違反とも言える過酷な勤務を結果として強いていることをご存知でしょうか。医師は聖職とは言え、どれだけ高い志を持っていても、いくら働いても休みは殆どなく絶え間なく患者が押し寄せるという状況を長期間持続していくことは不可能です。また、深夜に急患が続き当直中にろくに睡眠を取れず、次の日にはオペを行わなければならないというような状況に追い込まれれば、医療過誤訴訟が怖くて辞めざるを得ない医師がいることも充分理解できるのではないでしょうか。繰り返しますが、医療資源は無限ではありません。限られた医師という貴重な医療資源を大切に使おうではありませんか。そうすることで舞鶴の医療サービスを将来に渡り守ることができます。その点については市民に対し申し上げたいと思います。(後略)






舞鶴市民病院について何度か取材を受けていたNHKのチーフディレクターからご連絡を頂いた。


舞鶴市民病院における数年来の混乱がETV「地域医療”崩壊”」という番組で全国放送されることとなった。多くの関係者から丁寧に時間をかけて取材されており、客観的で公平な観点で放送されると思うので是非御覧いただきたい。


放送予定日は10月7日(土)22:00~23:30 NHK教育(関西では12CH)。



詳細は以下同番組のHPご参照願う。


http://www.nhk.or.jp/etv21c/index2.html  



また、私は明日の9月議会最終日に会派代表討論で議壇に立つ。地域医療を守るための将来への新たな提言の他に、行政・議会の責任追求や地域医療を守るための市民への要望についても言及する予定である。


おそらく、午前11時以降(午後になる可能性が高い)に議壇に立つので是非、議会(市役所4F)に傍聴に来て頂きたい。



昨日の民生労働委員会(市民病院を所管)で舞鶴市民病院の決算が認定された。ご存知の通り、平成17年度決算は972百万円の赤字であり、累積損失は3,554百万円にも達してしまった。私の任期4年間で累積損失は平成18年度分も含めれば約30億円増えてしまった計算になる。


民生労働委員会等で明らかになったことは以下の通り。特に目新しい情報はなかった。


○10月1日から常勤医4名(身分は市職員)が揃って着任し、療養型病床23床の入院受入を段階的に再開する。その後、出来る限り早く民営化(明石回生病院)に移行したい。

○今年3月末に退院を余儀なくされてしまった元入院患者や外来患者を医療の必要度の高い方から順に優先的に受け入れたい。

○現在の人員は95名(病院事業管理者1、医師3、看護師43、コメディカル35、事務13)

○平成17年度の市民病院に対する市からの補助金487百万円(内249百万円が国からの補助金)



別件ではあるが、本日の総務文教委員会(私が副委員長)で市職員の飲酒運転の状況について質問したところ、市理事者より以下の答弁があった。


○職員の飲酒運転・酒気帯び運転の検挙は過去10年間で3名(事故はなし)。全てプライベートのため同乗者・同席者はいなかった。いずれも減給処分にした。今後、飲酒及び酒気帯び運転については免職にする自治体も増えているため処分を検討するとのこと。



9月28日(木)の9月議会最終日には総括討論をさせて頂く予定。市民病院にかかる責任問題と将来への提言について詳しく話したい。是非、傍聴にお越し頂きたいと思う。




市議としての任期のラストとなる9月議会が始まっている。本議会では最終日の9月28日に全議案についての総括討論を行う予定。舞鶴市民病院については過去よりも将来についての提言を中心に発言するつもり。


今週火曜日の代表質問には以前から連絡を取り合っていたマスコミのカメラが初めて入った。放送予定日等が決まり次第追って発表したい。折角遠路お越し頂いたにもかかわらず、なかなか踏み込んだ答弁は出てこず歯がゆい思いをされたのではないだろうか。


代表質問及び昨日の一般質問で新たに明らかになったことは以下のみ(委託条件・内容の詳細は未定とのこと)。来週の民生労働委員会で明らかになった内容は次回アップしたい。



 ○10月以降に常勤医4名、非常勤医1名の赴任が決定(市長自らの口から「確定だと思う」との答弁あり)。


 ○療養病床の23床から受入れを開始し拡充していきたい。外来についても医師と相談しながら再開したい。


 ○舞鶴市医療懇話会(休眠中)の活用を念頭におき有識者・関係者の意見を幅広く聞いて将来像を考えたい。


 ○加佐診療所についてはいかなる形でも存続する。



また、いくつかの会派から来年2月の市長選において再出馬を促す声や市民病院問題における市長の責任を問う声が上がったが、市長からは「任期を全身全霊でまっとうする」との答弁があったのみで明確な出馬OR不出馬表明はなかった




週末の民生労働委員会で、舞鶴市民病院の民間委託先を従来の京都武田病院 から明石回生病院 に変更し、自衛隊医官の派遣期限が切れる10月から常勤医3名・非常勤医1名の着任が内定したと行政が発表した。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060902-00000017-kyt-l26


今年2月に実質的には京都武田病院から断られていたので、ようやく前に向けて一歩進みだしたといえる。下期も引き続き現状のままではないという行政側の自信が根拠がなかった訳ではないことがクリアになった。しかしながら、委託先の経営方針や業務委託条件など不明な点も多く、週明けから始まる市議会9月定例会で明らかにしていきたい。


また、2005年度の決算が発表され、病院事業会計は9.7億円(累積赤字は36億円)と大幅な赤字を計上した。本年度も4月以降、毎月80百万円の赤字を計上し続けていることを考えると、累積赤字は40億円を超えてしまった。舞鶴市に入る市民税が毎年約40億円なので、ここ数年の市民病院の赤字だけで使い果たしてしまったことになる。


この多額の税金の流出については責任の所在を明らかにして、しかるべき責任を関係者が取らなければならない。その責任は当然のことながら行政だけでなく、内科医大量辞職以降の3年間の予算・決算案に賛成することにより、間接的にこの問題を放置した議会も逃れ得ないし、私自身も大きな責任を感じている。





別件ではあるが、尾鷲総合病院で昨年、医師確保のために年収約5千万円で三顧の礼で迎えた産婦人科の先生が一年で辞められた理由として挙げられた、某市議の「3千万円もあれば大学の助教授がとんでくる」という無責任な発言には正直驚いた。当該発言をした市議は自ら責任を持って医師確保をすべきだ。出来なかった場合の責任の取り方は自明だ。


http://www.isenp.co.jp/news/_2006/0901/news00.htm



また、北海道の江別市立病院でも残念ながら今年9月末に内科医が大量辞職されるそうだ。2003年の内科医大量辞職をきっかけとして病院の崩壊を招いた舞鶴市民病院のようにならないように行政・議会の皆さんの英断を期待したい。勤務待遇改善が最大のポイントになるのではないだろうか。


http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hokkaido/news/20060826hog00m040004000c.html